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思春期外来(中学生以上)

思春期外来とは

思春期外来とは緑川こころの診療所では、中学生以上のお子様を対象とした思春期外来を開設しています。
第二次性徴を迎える思春期は、さまざまなお悩みを抱えやすい時期です。学校に行けない・行きたくない、リストカットなどの自傷行為をしてしまう、クラス・部活などでの人間関係や家庭環境に悩んでいるといったお子様の心身の症状・疾患を診療します。
お子様と一緒に受診してくださっても構いませんが、難しい場合にはまず保護者様だけでご相談いただくという形でも結構です。

思春期外来の対象となる
症状・病気

思春期のお子様が抱えるお悩み、症状・病気はさまざまです。また、大人から見ると、「どうしてそんなことで」と思えるような悩みであっても、お子様にとってはその悩みで頭がいっぱいになってしまうというケースが少なくありません。
お子様に以下のようなお悩み、症状があるようでしたら、お気軽に当院にご相談ください。

このような症状・お悩みはご相談ください

  • 不登校、朝起きられない
  • 自傷行為(リストカットなど)
  • 家庭内暴力
  • 何となく身体がだるい、ずっと疲れている
  • 登校前の腹痛、頭痛
  • 朝は憂うつだけど、夕方になると軽くなる
  • 食欲不振
  • 不眠
  • クラス・部活などの人間関係で悩んでいる
  • 家族間の関係で悩んでいる
  • 性的な悩みを一人で抱え込んでいる
  • 子どもの知能、発達面で心配なことがある

診療する病気

うつ病

代表的な気分障害で、憂うつ、気分の落ち込み、やる気が出ない、不眠、疲労感、倦怠感といったさまざまな心身の症状を伴います。
原因としてもっとも大きいのが、ストレスです。また、几帳面・真面目な性格、遺伝なども発症に影響します。

発達障害

先天的な脳機能の偏りによって生じる、発達にかかわるさまざまな障害です。
自閉症スペクトラム症、注意欠陥・多動症、極限性学習障害などがあります。当院の大人の発達障害外来では、いわゆるグレーゾーンと呼ばれる方の診断・治療にも対応しております。

起立性調節障害

自律神経の乱れなどによって、立ち上がる時の脳・身体への血流が低下する病気です。
朝起きられない、朝食が食べられない、倦怠感、頭痛、立ちくらみなどの症状が見られます。またこれらの症状が、夕方には軽快するという特徴があります。

チック症

本人の意思と関係なく、身体の一部を素早く動かしたり、発声をしたりといったことを繰り返します。
まばたき、顔をしかめる、首を振る、咳払い、舌を鳴らす、鼻を鳴らすなどの種類が見られます。

摂食障害

「食べる」ことに関連した障害の総称です。極端な食事制限、過食、体重増加を防ぐための嘔吐・下剤の内服など症状や問題行動が見られます。
摂食障害は、「神経性やせ症(拒食症)」「神経性過食症」、「過食性障害(過食症)」、「回避制限性食物摂取症」などに分類されます。

睡眠障害

当院の睡眠外来では、不眠症や過眠症をはじめとする睡眠障害の診断と治療を行っています。ベッドに入ってもなかなか寝られない、夜中・早朝に目が覚める、熟睡感がない、日中の眠気・疲労感・倦怠感などがございましたら、お気軽にご相談ください。

社交不安障害

人前でしゃべる・発表するといった時に、著しい緊張や不安、赤面、手足・声の震え、発汗、頭が真っ白になるといった症状が見られる障害です。10代の子どもの発症率が高くなっていますが、20代でも発症します。

パニック障害

身体的な病気がないにもかかわらず、突然、動悸・呼吸困難・めまいなどを伴う発作に襲われる障害です。発作は1回あたり、5~20分程度続きます。次の発作への恐怖から、出社や登校、外出が難しくなるケースも見られます。

思春期外来で行う検査

知能検査・発達検査

  • WAIS-Ⅲ
  • WAIS-Ⅳ
  • WISC-Ⅳ
  • 新版K式発達検査2001
  • AQ-J
  • CAARS
  • ADHD-RS
  • DAM

人格検査

  • ロールシャッハテスト
  • バウムテスト
  • 風景構成法
  • PFスタディ
  • YG性格検査
  • エゴグラム
  • DES

費用の目安

思春期外来の診療には、保険が適用されます。
3割負担で、初診であればおよそ3,500円~4,000円、再診であればおよそ2,500円~3,000円が目安となり、お薬を処方した場合や検査を実施した場合には別途費用が発生します。

※当院は、保険医療機関・生活保護法指定医療機関・指定自立支援医療機関です。医療保険や公費負担制度(子ども医療・ひとり親家庭医療)をご利用いただけます。
※臨床心理士による心理カウンセリングについては、自費診療となります。