精神科・心療内科に
行くべき人って?
精神科とは
「精神科」とは、こころの症状や病気を専門とする診療科であり、それら症状・病気に対する治療を行います。
具体的には、うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症、パニック障害、強迫性障害、PTSD、認知症などの病気や症状が対象となります。
「精神神経科」とも呼ばれます。
このような症状は
ありませんか?
- ひどく落ち込み、日常生活がままならない
- 疲れているのに眠れない、寝ても疲れが取れない
- 朝は憂うつだが、夕方になると多少楽になる
- 気持ちが高ぶっている時と落ち込んでいる時の差が激しい
- 強い不安感があり、常にドキドキ、びくびくしてしまう
- 人前に出ると過剰に緊張してしまう、うまくしゃべることができない
- 子どものころから落ちつきがなく、今も学校生活や仕事に支障がある
- まわりの人が悪口を言っている気がする、聞こえる
- 誰かにつけられているように感じる、監視されている気がする
- 強いこだわりがあり、それができないときにとても辛くなる
- 戸締り、火の消し忘れなどが気になり何度も確認してしまう
- もの忘れが増えた、増えたと言われた
- 約束をすっぽかして指摘されても覚えていない
- 食欲が湧かない、食べてもおいしくない
- 無茶食いをしてしまう
- 食べたあとに吐いてしまう
心療内科とは
心療内科では、さまざまなストレスを原因として身体に現れる症状を治療する診療科です。身近なもので言えば、緊張したときにお腹が痛くなるといった症状も、心療内科で取り扱う症状となります。
胃腸の病気などが関連していることもあるため、他診療科との連携も大切になります。
このような症状は
ありませんか?
- 人間関係のことで悩み、ずっと気分が落ち込んでいる
- 悩みから登校や出社ができない、ベッドから起き上がれない
- 登校・出社間際になるとお腹が痛くなる、下痢になる
- めまい、耳鳴り、立ちくらみなどがあるが、検査では異常がない
- その時悲しいことがあったわけではないのに、急に涙が出てくる
- 日常生活、仕事、勉強、生きることなどへの意欲が湧いてこない
- 常に胸が締め付けられる感じがある、ザワザワする
- 息苦しくなったり、喉がつかえるような感じがすることがある
- 十分に寝ているはずなのに疲れが取れない
- 季節の変わり目にいつも体調を崩してしまう
- 頭痛、肩こり、腰痛などがなかなか治らない
- 頻尿、残尿感があるが検査では異常がなかった
- 光、音などに過敏になった気がする
- 手足のだるさ、しびれなどがあるが検査では異常がない
対象となる疾患
- うつ病
- 躁うつ病
- 統合失調症
- パニック障害
- 強迫性障害
- PTSD
- 認知症
- 気分障害
- 境界性人格障害
- 不眠症
- 摂食障害
- 心身症
- 自律神経失調症
- 適応障害
- 概日リズム睡眠障害
- 離人症
- 疼痛性障害
- 転換性障害
- 解離性障害
- 広場恐怖症
- 選択性緘黙
- 分離不安障害
- トゥレット症候群(チック症)
初診予約・治療の流れ
1ご予約
初診受付はWEB予約に対応しておりませんので、必ずお電話にてご予約ください。
※初診の場合の最終受付は、午前診:11時/午後診:16時となります。
※以後の再診予約からは、WEB予約が可能です。
2ご来院
健康保険証、各種医療証、お薬手帳をお持ちください。
お薬手帳がない場合は、お薬そのものをお持ちくださっても結構です。
また紹介状がございましたら、受付にご提出ください。
3問診票の記入
診療の前に、問診票にご記入いただきます。必ずしもすべての項目を埋める必要はありませんが、できる限り、詳しくお書きいただければと思います。
4診療
医師が診察を行います。診察では、こころや身体の症状、生活の状況などについてお伺いします。
原因となっている問題・お悩みなどについて思い当たることがあれば、可能な範囲でお話しください。
その上で、必要な治療・ケアを行います。
5心理検査
診療時には必要に応じて、心理検査を行います。ご自身では気づけない傾向、病気・症状の原因が見つかるきっかけとなります。
6お会計
次回のご予約をお取りいただき、お会計となります。
診断書について
診断書は通院証明や休職に関する診断書、傷病手当金申請のための診断書といった即日発行可能なものから、お時間は少し要しますが自立支援申請や精神障害者手帳、障害者年金などの各種診断書にも対応可能です。
ご家族・ご友人の
ご相談について
ご家族、あるいはご友人と接する中で「精神科・心療内科の受診をすすめたい」ということがあった場合にも、ストレートに「病院に行った方がいいよ」と言ってしまうと、その方が傷ついてしまう可能性があります。またそれをきっかけに、関係が悪くなるということもあります。そうなると、頑なに受診をしないということにもつながりかねません。
特に「その症状は、〇〇っていう病気だよ」といった断定するようなワードは厳禁です。
その方との関係、状況などにより異なりますが、「病気でないことを確認しに行こう」といったニュアンスで受診を促すのが、良い結果につながりやすいコミュニケーションになるかと思います。
ご家族にそういった心配がある場合であれば、まずはご家族様だけで当院にご相談いただき、その方への対応を検討するという方法もございます。どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
心理カウンセリング
(自費)
緑川こころの診療所では、医師の指導のもと、臨床心理士による心理カウンセリングを行っています。
精神科の医師が行う診察とは異なり、臨床心理士は臨床心理学に基づいた、人のこころの問題にアプローチする専門家です。
お話をしてお悩みに一緒に問題に向き合ったり、心の中を整理したり、気づきを発見できたりと、臨床心理士ならではのケアが受けられます。また、患者様の状態によって心理検査を行うこともできます。
また1回あたりのカウンセリング時間も、医師の診察と比べると長くとることができますので、より深い信頼関係の構築も期待できます。
臨床心理士による心理カウンセリングは自費診療となりますが、必要・ご希望がございましたら、ご案内させていただきます。